『獣よ、子供よ、街にでよ』観劇してきました
GW最終日は、観劇に行ってきました。
東京芸術劇場で3日間開催していた、『獣よ、子供よ、街にでよ!』です。
演じているのはイギリスのシアターカンパニー、「カンパニー1927」。
そう、シアターなんです。
舞台上に設置された小道具は、穴のあく3つの大きな板のみ。
そこにアニメーションが映され、その前に立ったり、穴からのぞいたりして人が混ざる形で世界観が作られています。
役者さんはみな(といっても3人だけですが)顔を白塗りにしてて、それがアニメーションにすごくマッチしてるんですよね。2次元か3次元か一瞬混乱するレベル。
アニメーションは手書き風でどこかおどろおどろしいタッチでした。ティム・バートンっぽい、ていうと想像しやすいかもしれません。
ストーリーはどこかの大都市のスラム街のお話。
どんより薄暗く厭世的で、でもどこかコミカルな感じはいかにもイギリスらしいです。
展開も皮肉が効いてたり、めでたしめでたしとはいかないオチだったり。
豊島区の子供は安くなるのか、別受付だったりして子供も多くいたんですが、麻薬の話だったり性病がどうとかいう話があったので親御さん的にこれはいいのか?と不安になるところもありました。笑
でもよくよく考えると、きたなーいのとか、身も蓋もないバッドエンドって子供のほうが好きなんですよね。エドワード・ゴーリーとか、マザーグースもグロいオチ多いですしね。
おもしろかったねーなんていってる女の子を見ながら、
子供は純粋に楽しみ、大人は皮肉に笑いながらも考えさせられる、いい劇だなあと感じました。
明日からまた出勤、シビアな日常に戻る良いリハビリになったかも。
管理人に幸あれ!
金といえばクリムトっしょ!クリムト展行ってきた。-絵画の良さって?-
こんにちは。GWどうお過ごしですか?
ゴールデン記念ということで、
昨日は東京都美術館で開催中(7/10まで)のクリムト展にいってきました。
特に美術的素養が高いわけではないですが、学生時代熱心に教えてくれた先生の影響で、絵画を見るのが好きでして。
なかでもクリムトは西洋画のなかで1、2を争うお気に入りなので、今回の展示は心待ちにしていました!
本当は誕生日に記念でいこうと思ったけど我慢できなかったよ。
今回の展示にきてよかったなと思う展は2つ。
①クリムト本人の人生の軌跡を知ることで、絵に込められた意図をより知れる
②スケッチなどの過程・実物の筆致を見れた
①について。
写真ではなく、絵画だけにある良さってなんでしょう?
答えは個人個人で違うと思いますが、私は「画家個人の感情・世界の見方が伝わること」です。
同じものを別々の人がみたとき、視覚的には同じでも、感情次第で違った捉え方としますよね。そういった言語化できない微妙な感情も、描くことで表現できる。(音楽でも言えますね。)
私は私の捉えかたしかできないので、他人の感情を知りたい。
言葉・音楽・ダンス、、どれが一番感じ取りやすいかは人それぞれですが、私は幼い頃絵を描くのが好きだったので、絵画でした。
ターナーの感じた風は暖かく柔らかっただろうな、とか。
ですので、写実的・技巧的な絵画よりも最近では近代の画家のが好みだったりします。
クリムトもその一人。
クリムトは人物、特に女性の絵の多い画家ですが、どの女性もとても生き生きと描かれているんですよね。この人はどう歩いて笑って話をするのか想像がつくような。
展示のなかではクリムトの年代ごとに展示し、クリムトの状況やその時の周囲の人も紹介することでどのような影響でできたのか、どんな意図でかかれたのがわかりやすくなります。そうすると、今まで見ていた絵がまったく違った印象で見れたり。
直感のままに観るとこも正解ですが、画家に共感したい私のような人には、展示はいい機会です。
絵のルーツを知るのも勉強になりました。
クリムトはジャポニズムの影響を受けたことはよく知られていますが、それは金工師の家系に生まれたこと・装飾の得意な師の元で学んだこと、それらのバックボーンがあってこそ日本の金箔や日本のテキスタイルに興味を持ったんだろうな、とか。
②について。
絵の印象を変えるもの、感情を読み取るもう一つの方法は筆跡をみることだと思います。
画家の計算のもとなりたっているので一概には言えませんが、絵の具が丹念にぬり込めれているところ・より緻密に描かれているところは、画家としても訴えたいところだと思うので。
わかりやすい絵だとゴッホなんて、もう気が向くままにベッタベッタ塗ってるので、その描いた時を想像してエネルギーにやられてしまいます。笑
今回の展示で描写で一番印象的だったのは、ポスターにもなっているユディト。
美しい未亡人でしたが、村が襲われた際に敵将の元に行って誘惑し、村を守るため首を刈り取ったという逸話があります。
男の首を刈る女性は聖書にたびたび出てきますが、ユディトは正義側として描かれているほうです。(同じような逸話でもサロメは悪女で有名です。)
絵を見て感じるのが、官能性・狂気・熱。
煌びやかな装飾の金箔・金縁を魅惑的ですし、それらが平面的に描かれている分、立体的にかかれたユディトの肌に目がいきます。
そこで驚いたのが肌の筆跡。ポスターでは気がつきませんでしたが、炎のように赤と青の波線が縦に細かく描かれて肌を形づくっていて、血液が天にむかって沸き立っているかのように感じました。
加えて目も口も半開きになったあの表情。殺人と勝利の恍惚・快感にひたっているようです。
まさにファム・ファタールといった感じ。
こんな表情が描けるなんて、本当にクリムトは女好きで女をよく視ていたんだろうなあ。
ユディトの逸話を一応触れましたが、どうも逸話の意味をもたせる気はないようにも感じます。正義の女傑!という様子には見えないし、そもそもホルフェルネス将軍の首も暗いし見切れてるし。男に興味なさすぎだろ、クリムト。笑
自分の髪まで逆立つような感覚、ぜひともユディトに直接お会いして感じてみてください。
では。
ABCクッキング ¥500体験レッスンレポ
どーも、ハッピーバレンタインです。
まぁ、渡す相手はいないんですけどね。はははは。
家で塞ぎこんでてもいかん、と思い
ポップアップのかわいさにつられてABCクッキングに申し込んじゃいました。
以前から気になってはいたんですけどね、1dayとかめちゃくちゃ受けたくて。でも行ったらたぶん毎月のガチコース勧められるよなぁ、と勧誘がこわくて行ってなかったんです。
ただまぁ、奇しくも世の乙女が手作りにもっとも勤しむバレンタインが目の前、ちょっと便乗してみました。
今回行ったのは、ルミネ池袋店。
(公式サイトより)
エレベーターで10Fに登って目の舞にどどーんとあります。
(私はエスカレーターと階段を使って登りながら行きましたが、そちらだと大変分かりづらかったのでエレベーターをおすすめします。)
中は食事・申し込み受付スペース、調理スペース(長テーブル×6)、洗い場に分かれています。
体験の流れとしては、
受付、会計のあと
①スライドでの全体説明
②調理工程(1)
③個人にむけたコース案内
④調理工程(2)
(⑤コース案内)
といった流れでした。
それぞれどういった雰囲気だったか説明します。
①スライドでの全体説明
まずは着替えを済ませたあと、電子パッドと紙のアンケートの両方を記入します。
体験後アンケートと個人案内の時のためみたいです。
そんなに内容はないですけど被る項目があるので、一元化したらいいのになぁと思ったり。
②調理工程(1)
2人1組で交代して進めていきます。皆初めてというのもあり、友達同士での参加を除き静かに淡々とすすみました。笑
他の人と話すのが苦にならない人じゃないとちょっと居心地悪いかもしれません。
入会者さんたちのテーブルを見ると和気藹々としていたので、慣れもあるとおもいますが!
ちなみに今回のメニューはこれ。
「ショコラスクエア」です。完全に映え重視で選びました。
今回の工程でうれしかったのが、前段階の工程が大きく省かれていること。
実はお菓子作りは好きで、高校生の頃はマカロンに最適なメレンゲの種類…乾燥時間…オーブンの温度…の研究に情熱を費やしていたりしました。
けど、お菓子作りの際どうしても面倒くさいのが計量。料理より見栄えが大事になってくるぶん、調整も厳密なんですよね。
あとは湯煎の温度とかも、10度違ったら出来栄えが大違いだったり。
それが今回の場合、3分クッキングよろしくぜんぶ計量されているどころか、すでにチョコやらバターやらを溶かしてくれてたり。
よって生地を焼くまでの工程は
・メレンゲと卵黄を泡立てる
・チョコと卵黄を混ぜる
・ひとつにして小麦粉いれて混ぜる
・バットに入れてならす
わぁ簡単!ほぼ混ぜるだけ!
前述の通り、過去のマカロン作りの影響でハンドミキサーでメレンゲをたてることには絶対の自信があるのでガシャガシャ進めました。
意外とありがたかったのが、切り混ぜの手の形とかふるいの持ち方を知れたこと。
自己流でも全然作れるんだろうけど、確率された形のほうがやっぱり効率が良い気がする。
オーブンもしっかり余熱済み、ブチ込んだら各自で洗い物をして一旦おしまい。
ここでも効率的に洗うためにはコミュニケーション必須ですね。
③個人むけコース案内
おそらく体験者が一番恐れている時間ですね。
一人ずつ名前を呼ばれて、離れてテーブルに座らされます。
一人のスタッフが数人を受け持つらしく、テーブルに座ってもしばらく待つかもしれません。スマホ持っていくのをおすすめします。
コースは料理・パン・ケーキがあってそれぞれ何回分取るかを選びます。
ただ、ここで分かりづらいのがそれぞれの回数券の有効期限が違うこと。
たとえば同じ期間で料理は18ヶ月持ってもケーキは8ヶ月だったり。そして両コースを取ると、それぞれの期限が合算の26ヶ月になるとか。
うーん分からん。
こうして複数取らせる手法なのかしら。
今回の私の理想は、できたら月一料理の基礎・たまに気分でケーキ作りできたらなといったかんじ。
それを伝えると、料理12回ケーキ6回、期限約1年半のコースを提案されました。
たしかに、コンスタンスに月一料理かケーキを作ればちょうどいい。
ただ丁度休職時期、今後の復職具合では転職するかもしれない…といった時期に私本当に月一いけるのか?という不安もあり。
それをお伝えしたところ、不定期で1dayコースもあるにはあるが、決まった時間でもメニューでもないし、基礎というより会員向けプラスアルファになってしまうとのこと。
うーーん。
何が一番したいかというと、下ごしらえとか、出汁の取り方とか、日々お手軽に済ませてるところを一からできるようにしたいんだよなぁ。
今後のメニュー予定を見せてもらうと、ちょうど4月に和食の勉強がある。これには出たい。
けど3月の洋食むけトマトクリームの作り方はそうでもないかも。
ということはまだ決める余裕はあるな。
ということで、申し訳ないが本日は決めず仕事の様子を見てまた考える。と伝えたところ、あっさり快諾。
良かったら時間まだあるのでメニュー読んでてください、とのこと。
ほっ。なんだ、ぜんぜん良心的じゃないか。
どうもエステとかのせいで疑心暗鬼になっていたみたいだ。
複数人に説明するのもあるせいか、料理が焼けるのを待つ間という制約時間があるせいか。
ともかく、心配するほどのゴリ押し勧誘じゃなくて良かった。
④調理工程(2)
呼ばれて手を洗いテーブルに戻ると、スタッフの方で冷ましたうえ綺麗にカットし、薄い生地を重ねてラズベリージャム?を塗って立方体にするまで整っていた。
その平らにカットする間隔が素人には難しいのであって、整いすぎてびっくりする。
そのあとの工程は以下の通り。
・一つ一つをトレーにのせる(これいるか?)
・粉砂糖をふるう
・泡だて済みの生クリームをデコレーションする
・ベリーとチョコプレートをのせる
(・スタッフのほうで金箔を貼る)
完成!!
いや本当、めんどくさい工程をとばしてデコレーションだけ楽しめるとか最高ですね。
なかでは生クリームのデコレーション、これはためになったかも。
上の写真になるように大きめのスプーン2つをお互いなすりつけ、生クリームの側面を使っていきます。
これが思った以上にきれいな形になるので楽しい!
(ただし乗せる時に気をつけないと意図しない場所におちて崩れます)
そうしてできたのがこちら。
う、うんまぁ、わりとぽく出来たんじゃないかな。
そうしてまた洗い物をしていると、スタッフの方たちが個人用にケーキボックスにまで入れてくれてる。
至れり尽くせりや…
(⑤コース案内)
その後は笑顔で本日のレシピを渡されて、終わった。
特に着替えた後の見送りとかもなく、勝手にボックス持って帰っていいらしい。
けどいっしょに受けていた数人は、またスタッフに呼ばれてテーブルで話しをしていたから、入会を決めた場合はここで話しをするのかもしれない。
と、今日の体験は以上です。
総合して振り返ると、いい経験だったと思います。
「料理の楽しさ」を効率的に体験できるので、料理に苦手意識のある方は一度受けてみて損はないと思います。
勧誘も無茶苦茶じゃないし。
ただ1コ難点を言うとすると、2人1組なので工程の半分は他人に任せなきゃいけない点です。
私の相方も本当に初心者の方みたいで、混ぜ方などで途中ちょっとはらはらしたり、、
けどまぁ最終的にはスタッフの方たちがいいかんじに仕上げてくれるので、そこまで問題はありませんが!
参考になったら幸いです。
神話は誰が為に
本日、母の火葬が行われました。
25年弱共にした顔が、陶磁器のようになってしまったということは
頭では分かっていても心理的にはやはり受け入れがたいものです。
そこで死後の世界についても妄想してみたり。
思えば幼いころから、私は神話や宗教が好きでした。ギリシャ神話だったり、キリスト教だったりの逸話をよく読んだものです。
始めはわくわくするファンタジーとして楽しんでいましたが、似たような話を見るにつれ、神話や宗教の成り立ちに興味を持ちました。
地を伝って文化が伝播した。というのが定説ですが、
ただ祖が同じであっても、現代まで有名な話として残っているのは
人間が根源的に大切にしている価値観があるんじゃないかとか。
学術的でない私の空想ですが。笑
結論、わたしは神というのは生きる人のためのシステムだと思っています。
身近な人の死に直面し、さらにそう確信しました。
急な自然災害、世の理不尽、個人と共にあった感情や心が無に帰してしまうこと、
化学が発達しても気持ちの上で納得のいかないことはあるんだなと。
でも納得していくしかないんですよね。生きていくためには。
そういったものに納得のいく理屈を付けることは、前を向くためには必要不可欠です。
例えば死後の世界は、気持ちを投げ入れる箱を作ってくれる。
亡くなってから数日たち落ち着いた今でも、
ふと母から貰ったものや過去の写真を見るたびに湧き出る感情を遣る対象がいないことに混乱します。
人はつながりたい生き物です。
永遠に一方通行なのか、遠くてもいつか届くかで心の持ちようが良くなるんです。
また、自分のなかの後悔や罪悪感も和らげてくれます。
赦しをくれるから、とかではありません。
亡くなった人への後ろめたさを解消する機会をくれるんです。
母にガンの再発が分かってからの数年、悔いのないよう接してきたつもりでしたが
どうしても幾ばくかの後悔は残ってしまいました。
また生前に後悔なく接することができても、
亡くなった人の記憶が薄れていくことに罪悪感を覚えることもあるでしょう。
命日や盆の儀式は、過去の人に思いを遣る機会を宗教というシステムに組み込むことで、他の日常には前を向けるようにしてくれます。
最後に、うだうだ理屈っぽいことを書きましたが、私は神なんていない!と言うつもりはありません。
むしろいてほしいと願ってますし、式も心をこめて行うようにしています。
実際のところ存在していてもいなくても、信じること自体で生きている自分が救われますし
もし死んで本当にあったならラッキー!と、宝くじの当選を待つような気持ちで今後もいようと思います。
落語ノススメ 鈴本演芸場いってきた。
先日、鈴本演芸場に行ってきました。
大学時代に偶然動画を見てから落語にはまり、
以降ちょこちょこ池袋演芸場に行きフラッと入ってフラッと出ることはあったんですが(池袋は小さい分雰囲気もゆるくて行きやすい)
鈴本のような大箱に行くのは久しぶり。。
せっかく張り切って行ったので、近くのおススメのお店や寄席の雰囲気なんかご紹介します。
(落語自体あまり聞かないといったビギナーの方むけです)
まず始めに
・寄席って?
大雑把にいうと、芸をみせる興行小屋です。
寄席の芸=落語って思う方が多いかと思いますが、他にも講談・漫才・手品なんかもあります。
だからわざわざ「落語ホール」じゃなくて「演芸場」とかいう名前をつけてるんですね。
また芸さえすればそこは「寄席」なので、
カフェやちょっとした展示スペースでも寄席って言えるザックリとした呼び方なんです。
それらと比べて、専用スペースとして年中行っているのが定席寄席。
都内には4つあって
です。
それぞれの良さがあるので、機会があればまたレポしたいです。
しっかしこう見ると、鈴本だけ場所分かりづらいな、、
・寄席の楽しみ方
江戸の頃は椅子もなく、皆が畳にあぐらをかいて見ていた寄席。
その雰囲気の自由さが魅力です。
なかでも個人的に一番嬉しいのが、
飲食の持ち込み自由なところ!
映画みたいに備え売りのポップコーンを周りを気にしながらそろそろ食べることなく、家にいるかのように好きなものを食べてくつろぎながら周りと笑いを共有できるんです。
また特に鈴本が素晴らしいのは、お酒が飲めるんです。お酒が飲めるんですよ!
落語を聴きながら飲むビールほどうまいもんはありません。
てなわけでお酒に合うオススメテイクアウトを紹介したいと思います。
言わずとしれた高級食材店、成城石井。日本の地ビールから輸入ビール、ガツンとくる日本酒からお洒落なカクテルまでよりどりみどり。
ちょっとめずらしいスナックやつまみもたくさんあります。
今回買ったのは
・水曜日のネコ(ホワイトビール)
・数の子チーズ
・柚子コショウチーズ
我ながらさわやかで飽きのこない、素晴らしいチョイスだ…
柿の種といえば爪の先みたいに小さくて赤くてパンチの効いたのを思い浮かびますが、
ここの柿の種は全く違います。
まず小指くらい大きい。
次にフレーバーが多様でいちごみるくなんてのもあります。
パッケージも洋菓子みたいにおしゃれで、手土産などにはぜひこちらを買ってみてほしいですが、
落語のおともとしてははかり売りをおすすめします。
一番人気たちのチーズ・シーフード塩・ピリ辛醤油から好きなものをミックスして、コップ型の容器に入れてくれます。
パッケージのものだと400円弱しますが、はかり売りだと280円!安いしそのうえでかい!
音も少なめで鑑賞には最高です!
③キッチンさくらい(御徒町駅周辺)
久しぶりに長時間の鑑賞、ということでご飯系も買うことに。
そこで憧れの洋食屋さん「厳選洋食さくらい」に。
通常のレストラン利用もおすすめですが、今回は事前に電話しテイクアウトにしました。
頼んだのはカツサンド。
サクッとトーストした食パン、厚いカツに甘辛いソース、まずいわけない。
見るからに最高で開けてマッハで食べたので写真はないです…笑
・いざ鈴本へ
存分に資源をたくわえ、やっとこ鈴本に着くと長蛇の列。
それもそのはず、この日はなんと正月公演の千秋楽でした。
しかも夜の部のトリは、テレビやラジオの冠番組を持ち落語協会の理事も務める柳家喬太郎師匠!
かくゆう私も、喬太郎師匠目当てだったり。笑
初めて落語に興味を持った動画が師匠ので言わば初恋の人ですから!
夜の部は17時開場、17時半開演なのですが
この時15時半時にもかかわらず50人は優に超える長蛇の列…いやはや本当に恐れ入ります。
プライムビデオと文庫本を駆使し、真冬のなか耐えぬきました、、
ですがその甲斐あって、入場後は4列目センターの良席を確保!
席は自由席になっているので、先に目星をつけてチケットを購入したら一目散に狙いに行った方がいいです。
ちなみに席はこんなかんじ。
席幅はかなり狭めなので、心地よく見るために混んでる時は荷物を最小限にしていくようおすすめします。
(私はご飯を買いすぎてわりと大変でした。笑)
トイレを済ませ、机に目次と食事を並べたら、準備万端です!!
じゃーん。
落語はその日の観客の雰囲気で枕や落語を変える、「その場に生きた芸」が魅力のひとつ。
集中して聞くのも良いですが、噺家の人と会話をするような気持ちで聞くと楽しいですよ。
以下、気に入った演目に関しての感想です。
・松竹梅(柳家喬の字)
正月公演らしい、めでたい題材の演目ですね。主要3バカトリオのキャラもたっていて、それぞれの吟じ方も楽しめます。よく通る声をした噺家さん。喬太郎師匠の弟弟子みたいですね。
こちらも弟弟子さん。さん喬師匠のお弟子さんの方々は、本当に愛嬌があって人情ものがはまりますね。
天真爛漫な娘の演技がとてもかわいらしくて和みます。
・鮫講釈(春風亭百栄)
こちら初めて聞きました。
とても驚いたのが、落語の話しの中に講釈師が出てきて、講談を始めるという二重構造になっていること。
言ってる講談の内容はしっちゃかめっちゃかでその謎展開にも笑えるんですが、とにかく早い。そして口上の長いこと。
あと、師匠の見た目濃すぎです。笑
ギラッギラの金の服におかっぱ、気圧されました。笑
八五郎と熊さんの素っ頓狂なキャラ最高です。作中に二人を笑うギャラリーが出てくることで、笑う効果音つきのホームドラマを見ているように、自然とつられて笑えます。
二人のかけあいのテンポが良く、軽快な印象を受けましたが、「この俺は誰だ?」っていうオチはどこかミステリアスで考えさせられます。
さすがのフリーダムさでした、師匠。笑
古典人情ものかな〜?新型かな〜?と思ったらナニコレ。「居残りREMIX」ってかんじ。
なにかにつけて、唄う唄う。ミュージカルか!ってくらい。笑
昭和の替え歌がたくさん盛り込まれてて、現役世代からいったらなんとも楽しいでしょう。
(同じ回を見ていた人のツイッターを見かけたかんじ、映画が元の持ちネタみたいでした。)
私は現役世代ではないのでピンとくる歌は少なかったですが、歌う師匠がとても楽しそうなので満足です。笑
お得意のメタツッコミで、「こんなんでがっかりしてる?でも好きにさせてもらうからな!」なんていうようなこと言ってましたが、迎える観客の拍手の暖かいこと!
師匠がいかに愛されてるかを感じました。
はじめまして
こんにちは。
都内OLのおさつと申します。
親の介護のため休業中です。
家にいる時間が増え、インプットの機会も増える一方アウトプットが減ったため、こちらにポトポト落としていこうと思います。
役立つものではありませんが、どうぞよしなに。