『獣よ、子供よ、街にでよ』観劇してきました
GW最終日は、観劇に行ってきました。
東京芸術劇場で3日間開催していた、『獣よ、子供よ、街にでよ!』です。
演じているのはイギリスのシアターカンパニー、「カンパニー1927」。
そう、シアターなんです。
舞台上に設置された小道具は、穴のあく3つの大きな板のみ。
そこにアニメーションが映され、その前に立ったり、穴からのぞいたりして人が混ざる形で世界観が作られています。
役者さんはみな(といっても3人だけですが)顔を白塗りにしてて、それがアニメーションにすごくマッチしてるんですよね。2次元か3次元か一瞬混乱するレベル。
アニメーションは手書き風でどこかおどろおどろしいタッチでした。ティム・バートンっぽい、ていうと想像しやすいかもしれません。
ストーリーはどこかの大都市のスラム街のお話。
どんより薄暗く厭世的で、でもどこかコミカルな感じはいかにもイギリスらしいです。
展開も皮肉が効いてたり、めでたしめでたしとはいかないオチだったり。
豊島区の子供は安くなるのか、別受付だったりして子供も多くいたんですが、麻薬の話だったり性病がどうとかいう話があったので親御さん的にこれはいいのか?と不安になるところもありました。笑
でもよくよく考えると、きたなーいのとか、身も蓋もないバッドエンドって子供のほうが好きなんですよね。エドワード・ゴーリーとか、マザーグースもグロいオチ多いですしね。
おもしろかったねーなんていってる女の子を見ながら、
子供は純粋に楽しみ、大人は皮肉に笑いながらも考えさせられる、いい劇だなあと感じました。
明日からまた出勤、シビアな日常に戻る良いリハビリになったかも。
管理人に幸あれ!